[古文]京都大学2003前期

京都大学2003前期

問一
傍線部(1)(2)に述べられている中将の思いを、それぞれわかりやすく説明せよ。

問二
傍線部(3)を、各文の主語を明らかにして現代語訳せよ。

問三
傍線部(4)の「思しなぐさめて」という姫君の思いはどのようなものか、わかりやすく説明せよ

問四
傍線部(5)(6)は、どちらも若君の言葉である。それぞれ、母親のどのような態度・言葉を、
どのように理解して言った言葉なのか、わかりやすく説明せよ。



問一
(1)

"気の毒におもっている"のはすぐわかるわけやけどこれでは解答欄があきすぎるから
理由を盛り込んでいこうかとおもう

(リード文)内大臣に中将を引き離される

さらに内大臣が子供もよこせと言い出す

中将「この子すらなくなっては、やはりどれほど寂しいだろう」と気の毒におもう



追い討ちをかけられたわけですな


これ"さへ"
ということで両方書いておく

時間内解答は
「自分が権勢家の娘と結婚させられたうえに、若君までとられてしまったら
姫君はどれほどにものさびしいのかと中将が気の毒におもう気持ち」


(2)
こちらは"うれしくおもっている"わけやね

中将「若君を内大臣がみたら姫君を思いやりなく扱い捨てないだろう」



この問いがややこしいのはこっからや
なぜ内大臣が若君をみたら姫君を悪くしないのかというのが問題や

ちょっとした"常識?"なるものがいるみたいです

若君は内大臣の孫やねんな
じじいからみた孫ってどうや
普通"カワイー"ってなるやろ

ほんで
若君は姫君の子供やねん

変な話
姫君をなぐるとしようや
そしたら若君からしたら母ちゃんが殴られてる!じいちゃんキライ!
みたいなかんじになるはずやんか
まぁ特殊な例やけどね

それを書くと中将の頭の中では

爺は孫がカワイイ

爺「カワイイ孫の母ちゃんを邪険に扱うわけにはいくまい」

中将「姫君が邪険にあつかわれなくなったヤッター」


ということやねんややこしい

時間内解答は
「殿が孫である若君をご覧になると、孫をかわいいとおもうはずであり
その母である姫君を邪険に扱うことがなくなるのではないかと思い中将がうれしいと思う気持ち」



問二
あこをこそ迎へんとのたまへ。さ心得給へ。御つれづれこそ心苦しかるべけれ

まずは意味

あこをこそ・・若君を
迎へんとのたまへ・・迎えようとおっしゃれ(意思)
さ心得給へ・・そうご理解なされ
御つれづれこそ・・ものさびしさ
心苦しかるべけれ・・つらいだろう(推量)

下書きは
「若君を迎えようとおっしゃる。そうご理解なされ。ものさびしさはつらいだろう」

言葉を補っていきます
「あこを~の主語は」・・リード文をみると"内大臣が中将に若君をつれていくと伝える場面"とあります
まさにここやねん
だから「内大臣が(あこを~)」

「さ心得給への主語は」・・"若君を殿のところへつれていくとご理解なされ"
ということです
これを覚悟するのは「姫君」やろ

「御つれ~の主語は」・・"心苦し"は"相手をつらいとおもう気持ち"やから
ここは中将のセリフやから
"姫君のもの寂しさを中将が思うとつらい"となります
だから「中将が」

時間内解答は
「内大臣が若君を迎えようとおっしゃる。姫君はそうご理解なされ。姫君のものさびしさを中将が思うとつらいだろう」


問4
"思いなぐさめた"みたいやね
理由は直前をそのまま書き出すとよさそうやな


時間内解答は
「若君が生まれなさった日から常に一緒にいることに慣れなさっているので
恋しいのだが、殿の下へいらっしゃっるならば立派な人となりなさるのもよいことだと
今の自分の思いをおさえ納得させようという思い」


いい母ちゃんやんけ
京大行くやつはこういう嫁みつけろよ

問四
(5)

なんだかんだいっても若君は子供やからな
母の気持ちなんかつゆ知らずなわけや

それが問題になってます

・母の態度
若君を膝元において、ただシクシクと泣いた

・若君の解釈
車のおもちゃがほしくて泣いてるの?

これを文章にします

時間内解答は
「若君を殿の下へ送る前日に姫君が若君をひざの上に乗せて
泣いている態度を、若君は玩具の車がほしくて泣いているのかと
理解して言った」


(6)
・母の言葉
「若君と見る(会うの意)ことができないほど恋しくて泣いているんだよ」

・若君の解釈
「見たらええやな!!!!」

古文の"見る"には"会う"の意味があります
それをそのまんま"見る"ととらえたわけやな

時間内解答は
「若君が手元から離れ、会うことができないという恋しさから泣いたのだ
という言葉をそのまま"見る"という意味でとらえ、
"顔をみられない"と理解して言った」





しのびね
平安時代末期に成立しその後散逸した王朝物語、ないしは南北朝時代に成立した前者の改作本をいう。
典型的な悲恋遁世譚とされる。「しのびね」は悲恋に「しのび泣く」姫君を表すと考えられている。
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2012-11-06 : 漢文・古文過去問 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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